買取と売却の違いが分かったところで、買取にどんなメリット、デメリットがあるのかみていきましょう。
ワンルームマンションを買取してもらうメリット
①即現金化できる
買取業者を利用するメリットの一つは、すぐに現金を手に入れることができることです。買取では通常売却よりも安値にはなってしまいますが、数日で物件を売ることができ、まとまったお金がすぐに手に入ります。
確かにリフォームして売れば、買取価格より高く売れるかもしれません。しかしすぐに現金化したい時には、いつ売れるか待つ余裕はありません。そんな時は、買取してもらうと3日から1週間で売買が成立します。物件のことで頭を悩ませることがないのは、精神的にも楽です。
②瑕疵(かしたんぽ)担保責任が免除される
瑕疵担保責任と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。瑕疵担保責任はマンションを売った後であっても、隠れた箇所に不具合が発生した場合、売主は一定期間内、修繕しなければいけない責任です。売れて良かったと思っていたのに、売却後に修繕費を支払うことになってしまい、損をしたというケースもあります。
しかし買取をしてもらったら、瑕疵担保責任が免除されるのです。例えマンションが欠陥だらけであっても、売れてしまえば修繕する必要は一切ないんです。これは何かあった時に、高額な請求をされず安心です。
③余計な手数料がかからない
不動産業者に物件の売却を仲介してもらうと、手数料を支払わなけばいけません。この手数料、意外と高いんです。売却価格にもよりますが、数十万円、数百万円という高額な手数料を支払うことになります。しかし買取の場合、この手数料が無料になるケースが増えてきています。無料にならなくても、低額の手数料で済むことの方が多いです。
ワンルームマンションを買取してもらうデメリット
①売却相場に比べ、安い価格での買取になる
相場を見ると大体自分の持つマンションの価格が分かります。8,000万円ほどで売れそうだと思っていても、買取に出すと高くても6,000万円にしかならないことがあります。
売却するよりも安値で買い取ってもらうことになるので、諸費用を考慮に入れ最終的どちらが得になるのか計算してから買取か売却か決めましょう。