買取ではなく、売却をするにはどんなメリットとデメリットがあるのかご紹介します。

 

ワンルームマンションを売却するメリット

①将来の下落リスクを回避できる

不動産をずっと持っていたままですと、今後不動産価格が下落してしまう可能性があります。ワンルームマンションの需要がなくなってしまい、高値で売れなくなってしまうのです。また老朽化も安値になる要因の一つです。

物件は長く持てば持つほど、地価や建物の価値が下落する可能性があります。

しかし売却をしてしまうと、将来的な下落のリスクを回避することができます。

②維持費・管理費が必要ない

売却してしまえばマンションの維持費、管理費は、もう必要ありません。不動産は所有しているだけで費用がかかってしまいます。人の入っていないマンションであれば、元が取れず赤字に転落してしまうこともあります。しかし売却してしまえば、維持費は一切必要なくなります。

家賃を滞納する入居者に悩まされるストレスからも解放されます。

③各種税の負担がなくなる

マンションを持っていると固定資産税など各種税金を支払う必要があります。しかし売却してしまえば、この税金を支払う必要がありません。

④現金化できる

マンションを売却してしまえば、資産を現金に変えることができます。購入時にローンを組んだ方でもローン残高よりも高く売れれば、ローンを完済させることができます。

売却により売却益が発生した方は、より良いマンションへ投資することもできます。

相続したマンションを、遺産分割のために売却してしまうケースも最近増えていますが、現金化した方が兄弟、親族間で揉めることが少ないようです。

 

ワンルームマンションを売却するデメリット

①売却時には諸経費かかる

マンションを売却するとなると、各種諸経費がかかります。不動産仲介会社に仲介手数料を支払う以外に、印紙税や測量費が必要になります。

また売却によって得た利益は、課税対象になります。この諸経費が馬鹿にならないケースも多いです。

②すぐに売れないことが多い

売りに出したからといって、すぐに買い手がつくケースは稀です。基本的に売りに出しても、数ヶ月、数年は買い手がつきません。長らく買い手がつかなかったがために値下げをし、結局希望金額よりも安い価格でしか売れないことがあります。